スピリチュアルブームから

「スピリチュアル」って聞いたことあります?
一般的には精神性とか霊性と訳される言葉ですが、その意味する範囲があまりにも広く、占い、カウンセリングと同じように扱われる場面が増えてきています。

人の「魂の叫び」を解決しようとしている宗教からスピリチュアルにという、新しい流れがあります。「宗教からスピリチュアリティへ」という変化は、西洋における宗教革命以来の最大の出来事だという人もいるくらいです。
日本にいる私たちには実感しにくいことですが、宗教というバックボーンを持つ、世界中のほとんどの国にとって、歴史を変える動きだといえるでしょう。

ここで、あるアメリカの若者の言葉をご紹介します。
「私は、スピリチュアリティ〜つまりスピリチュアルな人間であること〜にはとても関心があります。しかし、宗教にはまったく関心がないのです。あなた流に言えば、たぶん私は、スピリチュアルではあるけれど、しかし、宗教的ではない、ということになるのでしょう」

この言葉に代表されるように、アメリカでは、今、何百万人もの人たちが伝統的宗教から離れつつあります。宗教的でなく、スピリチュアルである道があること。教会に通うことなく自分の魂を養うことができることに目をむけつつあります。

1960年代のヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント。80年代のニューエイジ・ムーブメント。90年代の魂ブーム。これら3つの波によって、アメリカにおける非宗教的な魂の叫びに対するアプローチは推し進められてきました。

国際的には、スピリチュアリティという言葉は、WHO(国際保健機関)における「健康」の定義の一次元をなすものとして使われていまして、かなり公式的な言葉です。

ところが日本では玉石混合。怪しいものが多すぎます。
「精神世界」「霊能」「霊感」「トランスパーソナル」・・なにぃ「前世鑑定」や「イメージ催眠」「未来を知りたい」
なんか、ふざけんなという感じがするのは、私だけ?

宗教とは違うかたちで、人の抱える「魂のさけび」を解決しようとするものが「スピリチュアル」です。・・つまり、「本当の生き方」を求めるものであり、「人生の意味や目的を解く」というのが基本のはず。
日本の、愛・癒し・神秘という捉え方、ゲーム感覚の乗りはいかがなものか。

ひとつは、ここに霊感商法のつけいるスキがあるし、「脅せば金になる占い」が蔓延している日本の風潮では、相談者のためではなく、ある方の利益のために「スピリチュアル」が利用されることになりかねません。

生まれ変わりにしても「私は、目先の利益に惑わされるのではなく、前世で反省すべきことを改善するために、勉強するために産まれてきた。だからこの人生を前向きに生きる、
他人を攻めたり、運命を呪うことなく、自らを反省しながら人生を生きる。
このようにカウンセルをして欲しいですね。

「スピリチュアル」の世界はあまりにも広く、深いのです。
ですから「生きる意味を実感できる社会」に日本が生まれ変わるためにこそ、「スピリチュアル」を活用して欲しいのです。

「お手軽スピリチュアリレィ」が「ホンモノのスピリチュアリティ」を食いつぶすことのないよう、利用する人にも、カッチリとした目を持っていただきたいものです。
人間を超えたもの、未知の世界、知ることの出来ない畏れの感覚がスピリチュアルの世界です。

最後に 〜スピリチュアルのこたえのひとつのご紹介〜
人はそれぞれに求めるものがあるわけです・・
「人生とは発見ではなく、創造するプロセスである。自分を見つけるのではなく、自分を新しく創っていくこと。だから、自分が何者かと知るのではなく、何者になりたいかを考えて欲しい。そして、それに対して努力して欲しい」