色について  その2

色の効能
青いタオルで下痢が止まり、黄色いタオルで便秘が治る
暖色系の色は、自律神経を刺激して消化・吸収を活性化する。
寒色系は沈静の色といえるから。

黒を着るとシワが増える?
熟していないトマトを使った実験で、ひとつには白い布をかぶせ、もうひとつは黒い布をかぶせた。白い布は他のトマトと同じように赤くなったが、黒い布のトマトはしぼんだ。
黒い布が、すべての波長を吸収して、トマトに伝導しないから。

冷暖房費の節約
工場が寒いというので、設定温度を3度上げたが、まだ寒い。壁と床をそれまでの青色からオレンジに塗り替えたところ、これでは暑いと3度下げ、元の温度にした。
青のカーテンをピンクに換えるだけで、温かく感じるものです。(夏は寒色、冬は暖色)

欠勤が減るオフィスの色は?
グレーのスチール机とキャビネットと蛍光灯の組み合わせは最悪。
色からいって、グレーは気持ちを活性化しないし、冷たい感じを与える。おまけに蛍光灯はモノをのっぺりと平面的に見せてしまう。つまり感性が働かない。
事務机をアイボリーの布でおおうだけで、意欲に差が出る。

軽く感じるカバンの色は
モノの重さは、色によって感じ方が違う。
同じ重さのモノを、白と黒で比較してみると、1.87倍の差がある。

迷ったらアイボリー
失敗しない色。

万年筆を選ぶときは?
インクはブルー・ブラックが良い。 濃い青は知性の色。
軸の色は黒や銀色など高級感を大切に。万年筆という存在自体が格式が高い筆記具であるので、安っぽいものでなく、高級感を大切にして欲しい。

日本通運はトラックの色を黄色にしてから事故が減少した。

色によって病気への抵抗力が変わる
副交感神経に作用させると、リラックスすることから免疫機能を高めてくれます。
病院の色彩調節が、これからスゴイ勢いで進んでくるとオヤジは考えています。

「妻を替えるかわりに色を変えたら」
色彩学者チェスキンの言葉ですが、室内の色彩調節は心の健康を左右するのです。
心が安定すれば、朗らかになってきます。

ブラックフライヤーズ橋
ロンドンにある自殺の名所だった橋です。
黒色の鉄橋を明るい緑に塗り替えたところ、自殺者は3分の1に減少しました。

学校の色彩調節があれば、子供のやる気も変化(よい方向に)してくるはずです。
文部省に言いたいのですが・・

街の色つくり
都市のすぐれた色彩は、住む人の心をうるおし、安らぎを与えます。
ヨーロッパなどに良い事例がありますが、日本では神戸の山の手地区か横浜の一部住宅街など、少ないのですわ。

カラー・シンボリズム(日本の場合)
白   純粋、真実を表わし、若い女性に好まれる。
活動性に乏しいため、不安、孤独、虚無、死
病院での白衣の見直しの原因がわかる。

灰色  活動性を失った老人の色、敗北、失意。
高校生以上では嫌われてきますが、衣服の場合はシック、理知的となる。

黒色  年齢によって受け止め方が違い、若年では不安、恐怖。
沈黙、威厳、大人のあやしい魅力

ピンク 一般には愛らしく、未成熟。うぶな乙女心。
明度と彩度で複雑な色に変化。
成人男性には感情を興奮させる刺激的な色となる。
使い方が難しいで、効果も上げやすい。

赤   活動的、力、激しさ
情熱の色であると同時に狂喜の色であり、人間の心を奮い立たせ、ゆさぶり、時としては自己の常識の外に人の心を運び去る

橙   オレンジは陽気で活動的

黄   陽気、快活
目立つことから、看板などに多用される

緑   安心、心の平安

青   知性、孤独、哲学的

紫   高貴と下品、あでやかさとはしたなさ、神秘と不安のように相反する。