色について

1月6日は「色の日」だそうで・・
ちょいとした、色についてのうんちくです。

あらゆる生き物の皮膚は光を吸収します。
私たちが見ている色彩は、目で見ているだけではなくて、皮膚でも感じています。
よく芸術で「肌で感じる」という表現をしますが、目や心で判断する以前に、皮膚が識別しているのです。それだけに、私たちが着る衣服の色も私たちに影響してくるのです。

赤やオレンジ、黄色という暖色は、交感神経に作用してエネルギー代謝を盛んにします。
この結果、血圧・体温の上昇や呼吸・脈拍が速くなりますが、これが時間感覚にも左右してくるのです。赤い色の部屋にいると時間がたつのが速く感じるのです。
たとえば、ファースト・フードのお店や喫茶店などでは、客の回転を速くするために内装に赤やオレンジ、黄色などを多く使います。もともと食欲を上げる効果 もありますから、30分しかいないのに、1時間(ちょっと極端ですかね)もいたような感覚にとらわれるかもという効果を期待しています。
反対に、青色だと1時間を30分と感じるわけですから、待合室、銀行などは壁を白にしたり、青い調度品を置くことで、イライラ感をなくしているのです。

色彩調節をすることで、精神の安定、作業効率、食欲(ダイエット)に作用してきます。

エピソード
ヘレン・ケラーは、一歳半のときに病気の為に失明し、同時に聴覚も失いました。
彼女は「私の生涯」という著書の中で、「太陽が葉から葉へ照り返す光を見る事ができました。こうして、〜見えないものの実証をとらえることが出来るようになりました」と述べています。
彼女は色を心の目で視たのでしょう。

明るい色は暗い色より大きく見える
ゲーテは「大きさが同じでも、暗い対象は明るい対象よりも小さく見える」、「人は黒い衣服を着ると、明るい色の衣服を着た時よりも、やせ細って見える」と述べています。

額縁の色が中の絵の色を左右する
画家が絵を描き終わっても、それで完成ではありません。額縁をつけてはじめて完成したといえるのです。
色の対比を考えますと、額縁の選び方で絵が明るくなったり、暗くなったりします。つまり、画家は絵を描いている時から額縁のことを想定しているのです。