姓名判断と考え方
姓名判断は、自分を見つめなおすことで、人生という航海に羅針盤としての良きアドバイスをするものです。また力と勇気をプレゼントする技術だと私は考えています。
その技術は、すでに社会で元気に活動している人とこれから生まれてくる新生児では、使い方が違います。
世間一般では、姓名判断は「良い名前」と「悪い名前」を判断するというイメージが強いと思いますが、本来は人を元気にする技術であり「良い」「悪い」という単純な区別をするものではありません。
またそのような占いはアマチュアがするものだと考えます。
本筋に戻りますと、その技術でも「吉」の要素というものがあります。
新生児に対する姓名判断は、その「吉」の要素で固めた名前を提案するものです。
名前の付け方
基本的に、ご両親がつけたい名前が吉名であり、子供が大きくなったときに、名前の根拠を自信を持って説明できることが大切です。
私が提案させていただく場合、まずご両親のつけたい「響き」や使いたい「漢字」があるかを伺います。
特にご要望がない場合は、
第一に、五行によるバランスを整えます。具体的にはAからDまでの4段階でA評価の五行バランスを選びます。
第二に、A評価の組み合わせに画数を当てはめていきます。総格、人格、地格、外格はすべて吉数で整えます。
この後、陰陽配置や字の意味などを検討していきます。
実例
夏に生まれた女の子に、ご両親は「なつ」の響きをというご希望がありました。
そして、姓名判断からもすべてA評価のもので考えて欲しい。妥協しない命名を依頼されました。
ご両親と相談の結果、「南都」で「なつ」と呼ぶ名前になりました。
私の説明は・・
なっちゃん、生まれてきてくれて本当にありがとう。
私たちは夏という季節に生まれたあなたに「なつ」という響きをプレゼントしたいと思いました。
夏の持つ元気、パワフル、明るさが生きていくために大切だと考えたからです。
「南」という字は、方向の南、暖かさ、明るさのイメージがありますが、もともと「南」という字は「家」を表したものです。
女の子であるなっちゃんは、家のように人が帰る場所、集まる場所という想いがあります。
「都」という字は「ムラ」という意味があります。人が集うということですね。
だから、なっちゃんの名前は、あなたの暖かさ、明るさが人を幸せにし、それゆえに多くの人や愛情が集まってくるという想いから命名しました。
いつまでも元気で、幸せに生きていこうね、なっちゃん。