7日に行われる中国と日本のアジア杯決勝だが、これまでの経緯から日本人に対する不測の事態があるかもしれないというので、警備が大幅に強化されたらしい。
スポーツはあまり関心がないほうだが、今回の件については日本でも報道されており、おやじも気になっていたことである。
中国人サポーターによるものというが、北朝鮮にしろ旧東側の国にしろ、体制国家というものは日本のように自由な発言ができる人権ないことは周知の事実であろう。天安門事件は記憶に新しいところであるが、その後の中国が人権を認めたとは聞いた記憶が私にはない。
そのような国家体制においては、個人の集合体による集団の意思で何かを表現することはできないと考えるのである。
つまり、個人があのような日本攻撃をしているのではなく、中国という国家がやらせていると考えるのが自然だ。アジるメンバーがいて集団をまとめ、どのタイ ミングで何を表現するのかはシナリオにしたがっているとみてよいと思われる。人間の集団であるから、思うようにいかない場面もあるだろうが、あれは中国と いう国家の日本に対するメッセージである。
そのあたりを切り込むマスコミ報道がないのは悲しい。
背景として、尖閣列島の問題 もあるだろう。今回のサポーター問題も、日本の出方を探るための挑戦的動作の一連であるとみてよい。外務省(もっとも民にすべきとおやじが考えている役所 であるが)も口先だけで放置しておけば、中国はもっと大胆に出てくることは間違いないと考える。
このアジア杯の問題は、これまでも、そしてこれからも続く中国の日本に対する探りとして考えないと、本質が見えてこないとおもうのである。
この問題が、アメリカ、イギリス、フランスあたりに対して起きたら、とんでもないことに発展していたと思う。プライドのある国家が中国を許すはずはないし、新たな土俵に中国を巻き込んだことであろう。
その点、日本もリングで戦うだけは意志表示をしてみるとよいのである。日本が言いなりになる国でないことを公言すべきだと思うのだが・・
それにしても、国歌斉唱でのブーイングはまずかったな、中国。