子育ての記事から・・

城陽市と京田辺市はこのほど、子育てについての意識調査の結果をまとめた。
子育てに対する不安の大きさが浮び上がり、費用負担軽減や防犯、虐待防止策のためにリフレッシュできる場などを望んでいることが分かった。
城陽市の調査では、子育てについて母親の65・6%が「悩みがある」と答えたのに対し、父親は33・4%にとどまり、両者の意識の違いが目立った。
原因として母親の46・9%が「教育」を挙げ、「しかりすぎている気がする」(38%)、「病気や発育」(36・8%)などが続いた。父親は「子どもとの時間がとれない」(51・2%)が最も多かった。

支援策について、就学前児童の保護者では「費用負担の軽減」が68・3%で最も多かった。一方、小学生の保護者は59・3%が「地域の防犯」を求めており、子どもの成長段階によって望む支援策が異なっている。
京田辺市の調査では、就学前児童の保護者の8%が子育てに関する不安感や負担感を「非常に感じる」と答え、「なんとなく感じる」の41・6%と合わせて、不安や負担を感じる人が約半数を占めた。
育児休業については、母親の取得率が15・7%、父親が0・7%。父親が取得しない理由は「育児休暇を取りにくい雰囲気」と「仕事が忙しい」がそれぞれ31・6%だった。

仕事と子育てを両立させる職場環境については「子どもが病気などの際、看護のための休暇措置の実施」が44・4%、「育児休業を取得しやすく、職場復帰しやすい環境整備」が39・9%と多かった。
虐待防止に必要なことは「育児に疲れたときにリフレッシュできる場や支援のしくみがあること」が67%と最も多く、「家族が子育てにかかわること」(60・6%)、「親自身の人間性が成熟すること」(52・8%)と続いた。
調査は、城陽市が市内の就学前児童と小学生の保護者計1200人を無作為抽出して実施し、回収率は76・7%。京田辺市は就学前児童と小学生の保護者各 1200人を対象に行い、就学前児童の保護者の回収率は44・7%だった。調査結果はそれぞれ、子育て支援の行動計画策定に役立てる。(京都新聞)

ふと思い出したことがあります。
それは「江戸時代に親は迷子をどのようにして探したか」という記述です。
現在のような情報網が発達している時代ではありません。子供が迷子になると、両親は大声をあげて街中を探し回ったそうです。
当時の川柳に「迷ひ子の 親はしゃがれて 礼をいい」というのが残っています。
大声で叫び、子供が見つかった頃には声がすっかりかすれてしまっていたということです。
当時の親たちは、子供に「迷子札」をつけさせていました。札に住所や氏名を書いておけば、家まで届けてもらえるという仕組みです。
その他に保護された迷子は、迷い込んだ町の月当番の家に預けられたそうです。そして月番は、迷子の人相や特徴を新橋にあった芝口掛札場に掲示したということです。
これは幕府が設置した場所で、7日間掲示された後も親が現れなければ、近くの町内に迷子の人相などを書いて張り出したそうです。
それでも親が見つからない時、迷子はその町で育てられることになっていました。

子供を育てるのに、親か2人では足りないという格言がイタリアにあります。
日本は戦後、地域の持つ能力を失ってしまったのは、これらのことからも実感できます。