表札について考える 〜おやじのうんちく

本来は、家相についてのコーナーのほうがふさわしいのかもしれませんが、コラムに載せてしまいます。
表札の説明を読んでいただければわかりますが、明治以降に発生した考え方です。これは印鑑や墓相についても同じようなことが言えます。つまり、「昔から・・」といっても大した歴史ではありませんし、売る人の都合が感じられて仕方ない山田です。
基本的な考え方を整理しておけば、表札を選ぶ際に迷わないと思います。
「天中殺」だって歴史は30年しかないのです。
占い師さん、歴史を勉強しましょうよ。
ということで、おやじのうんちくを楽しんで、参考にしてください。

表札とは
一家の顔。
一家の主人が、自分と家族の幸せを願い、護るためにかけるもの。
家長の名前を玄関に掲げ、堂々と家族の長であることを表すもの。
家相につながるもの。

門札との違い
門札は苗字のみ。敷地を囲む塀の入り口(門です)にかけるもの。
家の主は、先祖から子孫に代わっても、屋敷はいつまでも続かなくてはならないので、苗字(姓)だけにする。

表札のなりたち
明治以前から表札はかけられていたが、武士階級のみ。(基本的に武士以外には苗字が許されていなかったから当然といえば当然ですが。)
姓の呼称が許可されたのは1870(明治3)年。
戸籍法によって、それまで武家階級にしか許されていなかった表札が、一般の人々の玄関に掲示してもよいと決定されたのは1872(明治5)年。
これにより、表札が一家の象徴、家長の象徴としての意味合いが強くなった。

注意すべき表札
人相・手相・家相というように表札にも「相」がある。黒ずんだもの、他界者の表札は発展性がなく、凶とされる。

正しい表札とは
字体 — 当家の家長が誇りを持って姓名を表記するもの → 読みにくい字はダメ。
誰が読んでもわかりやすいことが必要。
楷書がほとんど。次に行書。隷書もたまにあります。
材質 — まっすぐに伸びる木で作ることが吉。
すなわち、ヒノキ、屋久杉、一位などを吉とする。
曲がって伸びる松や桜はダメ。

その他
借家であっても、一家をかまえている以上、表札は出すべき。
表札が出ていないということは、玄関のパワーが欠けてしまうことになる。
玄関が凶方位でも、吉の表札をかけていることで凶相の作用を弱めることが出来る。
字は浮き彫りが良い。彫りこむと世間に出にくいという考えがある。彫るくらいなら書いたほうが良い。(人の住む家を陽宅、お墓を陰宅とするなら、彫るのはお墓です。)
かける場所は陰陽五行説の考えによれば、玄関に向かって右側。和風なら中央も良い。ただし、最近はドアの開き具合や周囲の状況により、難しい場面が多い。目立つ場所でバランスのとれるところにかければ良しということもある。
人に書いてもらうことが大切。(他人から認められたということ。)

こんなところでしょうか。