なでしこJAPAN ありがとう。
勇気と元気と希望をいただきました。
歓喜の優勝。言葉にならない感動。
おやじが学ばせていただいたのは「フェア・プレー&スポーツマンシップ」
と「あきらめない心&希望と粘り」です。
ところで、「スポーツマンシップ」というのはは、ビクトリア朝イングランドで生まれた概念だそうです。
国家の発展には「判断力」と「決断」ができる人材が必要です。
国が生き残るためには、何かトラブルが起きた場合に、
頭で考えるだけでなく判断を実行に移す遂行能力を修得させないといけない。
そこで「スポーツ」と言う概念を完成させたといいます。なるほど・・・
さて、スポーツだけでなく、人生においても「勝つ」か「負ける」かは大きな問題です。
しかし、どんなに汚い手を使っても「勝てばよい」では、「負け」と同じことになります。
スポーツや人生は「相手」がいます。「ルール」があります。社会には法律という「審判」がいます。
相手とルール、審判のどれかが欠けると人生も試合も成立しません。
反則して勝つこと、アンフェアで得た勝利は、果たして評価されるでしょうか?
自分の考えだから、自分のやり方でいい、これは子供のケンカみたいなものです。
やはり、相手を「尊重」することが大切だと思うのです。
英語には”He is a good sport.”という言い回しがあります。
彼は信頼に足る人物だという意味です。
ある人が本当のスポーツマンであるかどうかは、勝負に負けた時の態度で分かるということです。
ゴルフの帝王ジャック・ニクラウスは「勝負だから、プロだから勝ちたい。
しかし、負けたとき、相手に対して賞賛の気持ちを出せないものは去れ」と述べたとか。
負けた時に素直に負けを認め、相手を称え、意気消沈せずにすぐ次に備える人が大切なのです。
欧米の評価基準でしょう。
オバマ大統領は試合後に「おめでとう日本」と発信しました。
これができない国もあるかもね。
ドイツの大会であり、相手が欧米のチームであるアメリカで良かったと思うおやじ。
ある歴史家の言葉です。「国家を滅ぼすものは、決して外面的な要因ではない。
それは何よりも人間の心の中、そしてその反映たる社会の風潮によって滅びるのである」
いわゆる美しい国、成長する国には人材がいて、その心には、「スポーツマンシップ」があるのだなぁと実感したおやじです。
試合、前半はアメリカの圧倒的なパワー。先取点を取られ、
おやじのような弱い心なら「こいつらなら負けても仕方ない」と、くじけてズルズルと押し切られたことでしょう。
しかし、「なでしこ」はあきらめなかった。希望を捨てなかった。
おやじにも、なでしこと同じ日本の心がある。顔を上げて生きていこう。
人生という「ワールドカップ」に、なでしこから学んだ心で前進していきます。
最後に皮肉・・霞が関&国会議事堂には、「スポーツマンシップ」がないんだろうな。
審判もルールもないや。
こりゃ、ゴジラに天誅してもらうしかないかー
感動の朝に おやじ