人は、どんな状況でも「慣れて」いきます。
慣れは感動と学ぶ姿勢を薄れさせる要素になる、とても恐ろしいものです。ベテランになると仕事などに対して慣れが出ますが、注意すべきは慣れによる経験値の高さによる安定性と気持ちの緩みは違うということです。
さて、入学、卒業、進学、就職など、人生にはさまざまな節目があります。
学校を卒業して、次の学校に進学するとき。学校を卒業して、社会人となるときなど、何かを始めるときに、人は心に「想いや希望」を持っているはずです。
「上司や先輩に教えてもらおう。一日も早く一人前の社会人になりたい」という素直さであったり、「こんな人物になりたい」という野心でであったりするわけです。
スタート地点において、人は一生懸命です。
野心がある人でも、学ぼうとする素直さと謙虚さがあります。謙虚で一生懸命な人は、上からは、まぶしい存在に見えます。
この姿勢を常に持ち続ける人が歴史を作ります、記憶に残ります。
一日の始まりは朝起きたとき。一週間の始まりは、月曜日。日々の生活でも初心に返ることが大切です。聞くこと、語ること、見ること、やることのすべてが学びになります。
「スタート」の時があるから、人は成長に向っていけるのではないでしょうか。常に。気持ちをリセットできる人は成長し続けるのだとおやじは思います。
「三日坊主」という言葉がありますが(あちゃー)、時間が経つにつれて、慣れが出てくるにつれて、原点の謙虚さや一生懸命さが色あせてきます。
人間の「業」かもしれませんが、慣れてしまったら、人間は成長しなくなります。
だから、「初心に返れ」です。あの時の感動を、もう一度です。
自分で意識して、初めての時を思い出さなくては、成長がないのです。
いろいろと、振り返ってみませんか。
かくいうおやじ、自分で葛藤中です。
戻ろう、初心