「就職前線が やって来た」

そろそろ花見の話題で桜について語ろうかと思いきや、
おやじの周辺には桜前線ならぬ就職前線がやって来ました。
お仕事に関するご相談や、学生さんの就職についてアドバイスをという依頼が途切れないのです。
まっ、おやじ世代の就職解禁は10月1日でしたから、
就職戦線が今くらいの時期にズレてくるのはわかるんですけどね・・・。
ネット環境が整い、就職情報は手に入りやすくなっていますし、
学生課などサポートをしてくれるバックアップ体制も
おやじの頃とはけた違いに整備されているので、
そちらも上手に活用して良い就職活動をしていただければと希望しています。

お手伝いの中で驚いたことがあります。
ある企業に対してのビジネスマンの評価と学生さんのイメージの違いでした。
これは大きかったですね。業績や将来性、市場での評価を大人は見ているけれど、
学生さんは知名度だけで見ているように感じるのです。
こんな仕事をしたいから企業を選ぶのではなく、
「どうだ、オレはこの会社に入ったぞ」ということが目標になっているようです。
でも、これは過去からどの世代にも共通している流れでもあります。
ただ、おやじ世代までは「エンジニアになりたいから」この会社を目指す。
「人と触れ合う営業をしたいから」この業界という風潮がまだ残っていたのね。
自分の能力、やりたい事項からする就職活動は積極さの出方が違ってきます。
「あなたの会社で働きたい」というメッセージを
学生さんには出していただきたいと希望するおやじでした。

そして相談を受けた大人として考えたことは、
私たちおやじ世代も学生さんをイメージだけで見てはいないかということです。
企業評価では経営者の理念、実績、市場、将来性などから多角的に判断しているのに、
若者に対しては育てる意識を持ち、
可能性に対する多方面からのアプローチしてあげないとある意味不公平じゃないかって・・・。

採用してからは「戦友」になる仲間です。
若者が他の企業に就職したとしても日本経済を支える良きライバルになるだけです。
敵ではありません。お互いが尊敬し合える、
切磋琢磨すべき同胞なんですよね、若者って。
若者は日本という国を映す「鏡」だと思います。

私たち日本の国に「サクラサク」の電報を打つには、
大人の側の態度か大きく作用するんだろうなぁ。
おやじも育ててもらったんだよねぇ、親から。
次世代を育てる役割があるんだよねぇ。
そんなこと思いながら、この前線を受け止めていこうか。
サクラに宿題もらったな

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