2008年4月24日

「桜」から想うこと

今年は桜にパワーがあります。
ということで、「桜づくし」でいろいろとお話をさせていただきます。

まずは「さくら」がつく唄を考えてみましょうか。
ケツメイシさんでは「さくら舞い散る中に 忘れた記憶と 君の声が戻ってくる・・」
キンモクセイでは「春色の風が吹く 新しい季節 桜舞う 桜舞う 季節の空に
僕たちは どんな顔を描けるかな 〜中略〜 悲しみも別れも 春色の大切な宝物・・」

これらの唄から感じることは、出あいと別れの季節ということですね。
まずは「恋」をしている人。彼氏や彼女が進学や就職で、遠く離れた地に引っ越したら寂しいですよね。遠距離恋愛は、恋の危機であります。
人間という動物は、効率を求める、横着をするという傾向があります。
近くにいる異性に恋心を抱きやすいということですな。ふたりの想いが試されていることです。動物なのですが、人間というのは無償の愛や理性を持つ動物です。
距離という障害を乗り越えることが出来るでしょうか。
試されています、おふたりさん。

お次、就職した方、学生さんでも一部はこんな気持ちになるのかな「同期の桜」
この唄、もともとは昭和14年に「戦友の唄」として発売されました。
元唄は「君と僕とは二輪の桜・・」でしたが、「貴様と俺とは同期の桜・・」と歌い替えられました。
歌詞・・本来は5番まであるようですが、今日のテーマで申しあげたいのは
「貴様と俺とは同期の桜 同じ兵学校の庭に咲く 血肉分けたる仲ではないが なぜか気が合うて 別れられぬ」です。
兵学校の部分を会社名や学校名、倶楽部名で唄っている方は多いのではないでしょうか。
同期の存在って大きいです。私も同期に支えられました。
新卒、中途も経験しましたが、今でも同期とは仲良くやっています。同期のつながりは年齢・職業などを超えて、とても強いものがあります。
ある意味、同じ環境で切磋琢磨していくわけですから、お互いに助け合っていくことが必要となります。

ある会社での実例ですけれど、営業で10人の同期がいて、最初はその中の3人が、セールスについてのお互いで話し合うようになりました。
「この言い方はいいんじやない」 「その対応はマズイよ」 「僕はこれで成功した」
これを続けたところ3人の営業成績が一気に伸びました。
これに触発され全員が参加するようになり、その部署全体が大きく数字を伸ばしました。

自分のことだけを考えていたら、実は孤独に落ち込んでしまい発展から遠ざかります。ある程度まではひとりの頑張りでも通用しますが、次のステップに進もうとしたときは、誰かの助けが必要だったり、自分がみんなのためになることをしていく、そんな姿勢が必要になります。
まずは同期で高めあい、その余波をチームに波及させてください。

最後に・・桜の花言葉は「心の美」「精神の美しさ」
ここで、おやじのうんちくであります。後漢の話ですから、今からだと1900年くらい前になりますが・・
官僚に楊震(ようしん)という人がいました。彼は贈り物を一切受け取らない官僚でした。
そのために家族は粗末な生活、食事、車にも乗れないほど貧しかったといいます。
哀れに思った友人が「財産を作るように、心がけるべきではないか」と勧めます。
楊震は、「私は子孫に財を残そうとは思わない。清廉潔白な人の子孫だと言われれば、それで満足だ。これが最大の遺産だ」と答えたといいます。
楊震は人事異動になり、任地に向う途中に宿泊しました。夜中になって、その土地の県知事である王密(おうみつ)が、お金を持って会いにきました。
「ワイロではありません。昔、お世話になった恩返しです。どうぞ・・」
楊震が受け取るはずはありません。
王密は「今は夜更けです。このことは誰も知りません。どうか受け取ってください」
楊震は「このことは天が知っている。地が知っている。君が知っている。私が知っている。それでも誰も知らないと言うつもりか」
王密は、大変に深く恥じ入り、退散したといいます。

「天知る 地知る 子(あなた)知る 我知る」
〜楊震の四知(ようしんのしち)として有名なお話でした〜

政治家、大人・・すべての人に申しあげたい。
「桜」に恥じない生き方をしていますか?

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