2007年2月15日

「人を育てる ある軍人の言葉から」

山本五十六(やまもと いそろく) 大日本帝国海軍の軍人。26、27代連合艦隊司令長官。戦死時の階級は海軍大将で、死後元帥に特進。
五十六というのは、お父さんが五十六歳のときの子供だったからといいます。
私は父が38歳のときの子供なので、山田「三十八」(みそはち)となりますな・・
彼の有名な言葉がいくつかありますので、それをご紹介していきます。

「やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず。」
人材を育てる言葉として、有名な言葉です。
非常に有名なこの言葉には続きがあります。次のようなものです。
「 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず 」
「 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず 」

当時の日本海軍、山本五十六の周辺にいる人物というのは、優秀な人ばかりだったはずです。海軍次官でアメリカ駐在・・現在でいう財務省や国土交通省のお役人のトップあたりと比較してもよいと思います。
お役人のトップの周りは・・東大法学部を中心とした「秀才」のたまり場です。
当然、連合艦隊司令長官の周辺には、私のようなボンクラはいなかったでしょう。
その海軍大将ですら、人を育てるにはさきほどご紹介した心構えが必要だったのです。
横着している上司は、この言葉を機会に改善されてはいかがでしょうか。

山本大将がこの言葉について、次のように説明しています。
実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。
今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。
その若者が、こうして年を取ったまでだ。
だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。
何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。

つまり、大人の世代は次世代を育てないといけないということなのです。
自分の利益や見栄に振り回されてはいけません。
これが、孔子の時代から語られている、「人の道」かと思います。

ホリエモンのような、「拝金主義」、お金があればいいや、楽をして生きたいというのは間違いですし、ムリなことなのです。それを語らない大人が子供の成長を阻害しているように思えてなりません。
また、商人(あきんど)というのは、アーティストです。商売をして、自分の利も得るけれど、社会に貢献するというのが本当の姿です。考え直してみたいものです。

もうひと言・・「男の修行」ということで、山本五十六の言葉があります。

「苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるたろう。
これらをじつと、古らえてゆくのが男乃修行である」

修行しとるんけ、最近の男たちは。
少なくとも、自分が「男」だというのであれば、自分なりの「男の定義」を持っていただきたいと思います。
山田の定義? たくさんありますよ。
まず、この世の美しいものを守るのが男です。
美しいのは自然と女性です。それを守るのが男であり、甘い汁を吸うのが男ではありません。逃げてはいけないのも男です。弱いものイジメをしてはいけません。助けるのが男です。

女性にもお願いしたいのは、「本当の男」を選んでね、ということです。
ニセモノが通用しない世の中になれば、男は全員「ホンモノ」を目指すようになるはずですから。

« »